本当は怖い「脂質不足」

むしろ気をつけたいのは、脂質不足。

脂質は細胞膜の材料ですから、細胞の機能を大きく左右します。

細胞の機能が落ちれば、全身の健康が損なわれてしまいます。

摂り過ぎを過度に恐れることなく、長寿のための生活習慣に脂質を積極的に取り入れていきましょう。

実はあまり太らず、身体に好影響が多い「脂質」という栄養素。

しかしその選び方には、ポイントがあります。

というのも、脂肪酸が細胞の材料そのものになるだけに、その質が細胞の機能を大きく左右するからです。

「オメガ3系の脂肪酸」を摂取しよう

もっとも摂りたいのは、オメガ3系の脂肪酸です。

EPA、DHAはイワシやアジ・サバなどの青魚などに多く含まれています。

サバ塩焼き
写真=iStock.com/JianGang Wang
「オメガ3系の脂肪酸」を摂取しよう(※写真はイメージです)

またα-リノレン酸は、アマニ油やえごま油などに多いです。

いずれも細胞膜の材料や、生理活性物質の材料となりますので、炎症や動脈硬化を抑えてくれる働きがあります。

ちなみにα-リノレン酸は代謝してEPAになりますので、後者を摂るほうがより効率がよいと言えるでしょう。

なおオメガ6系の脂肪酸は、体内ではつくられないため必須脂肪酸と呼ばれています。

確かに大切なのですが、日常摂る機会が多いですし、多すぎると炎症を起こしやすくなりますので、むしろ摂り過ぎに注意したほうがよいでしょう。

植物性ではマーガリンやコーン油、ベニバナ油などに多く含まれますので、気をつけてみてください。