世界トップクラスだった半導体も…

自前主義であった製造部門を切り離し、他社からの受託生産も視野に入れる大転換をしました。それでも、パソコン事業はその後も苦境が続き、2011年に中国レノボ社との合併化に踏みきることで、長年の「コア事業」に事実上の終止符を打ちました。

パソコンと並ぶNECのもう一つの柱であった半導体事業も、国際競争の激化により次第に存在感を失っていきました。NECは1980年代後半には世界トップクラスの半導体メーカーとして知られていましたが、韓国・米国勢との激しい競争の中で次第に劣勢に立たされます。

特に、汎用品であるDRAM(PC作動時の記憶メモリ)事業は、巨額の設備投資を必要とする一方、市況変動が激しく、収益性の確保が難しい分野でした。そこでNECは生き残りを図るため、1999年に日立製作所とDRAM事業を統合し、合弁会社「エルピーダメモリ」を設立しました。