家庭だけでなく社会生活にも悪影響
また仕事のパフォーマンスにも影響するため、家庭生活だけでなく社会生活にも大きな悪影響を及ぼします。さらにパパも「産後うつ」を経験することがあります。つまり、現代は産後のパパのメンタルケアや睡眠の確保も、家庭全体の健やかさに欠かせないのです。
母乳での授乳はママしかできませんが、だからといって「パパがなにもできない」わけではありません。パパにできること、それは寝かしつけです。パパが積極的に寝かしつけに関わることで、ママはまとまった睡眠をとれて、心も体も回復します。ママが十分に休めれば、家庭は自然と笑顔にあふれ、子育てもポジティブな気持ちでできるのです。
ただ、ここでやるべきなのは「赤ちゃんが泣いたときに、パパが毎回夜中に起きる」ことではありません。大切なのは、寝かしつけを夫婦で協力して、なるべく短い時間で赤ちゃんが眠れるように、理想のルーティンをふたりで作っていくことです。寝かしつけが短く済む基盤を作れば、ママもパパも眠れるようになり、夫婦関係も良好になるのではないでしょうか。
しっかり眠れると家族が平和になる
アメリカで子育てをしていると、パパたちの育児参加率の高さに驚かされます。ある日、3人の子どもを連れてバーベキューに来ていたパパと話をしていたときのこと。彼は笑顔でこう言いました。
「ねんねトレーニングは最初から夫婦でやったよ。そうじゃないと、自分たちの時間なんて確保できないからね」
その言葉に、私はハッとしました。実際、その家庭ではパパが寝かしつけを担当する日も多く、その間ママはジムに行ったり、スパに行ったり、友達とごはんに行ったりしてリフレッシュしているそうです。彼が言った「子どもがしっかり眠れると家族が平和になる」という言葉は、私の心に深く残りました。
このエピソードは、まさに「睡眠が家族の幸福の土台である」ということを教えてくれます。赤ちゃんの睡眠は、ママやパパのメンタル、そして家庭の雰囲気にまで影響を与えます。だからこそ、寝かしつけはママだけの仕事ではなく、家族みんなで取り組むテーマなのです。
