強制有給など、近隣企業にも波紋
公演の影響は職場にも及んだ。労働問題を扱う「職場パワハラ119」には、光化門周辺の企業が従業員に対して年次有給休暇の取得を強要しているという通報が相次いだ。金曜日の午後に半休取得を強いられたり、土曜日出勤の予定があるにもかかわらず出勤しないよう通知されたりするケースが多数報告されており、オンライン上でも賛否両論の議論が巻き起こった。
結婚式が危機に――警察が異例の輸送作戦
こうした混乱の中で、最も切実な声を上げたのは、公演当日に式を挙げる予定だった新郎・新婦とその関係者たちであった。結婚式場が入るプレスセンタービルは光化門広場のすぐそばに位置しており、広範な交通規制によって招待客がたどり着けない事態が懸念された。乙支路3街(ウルチロサムゲ)駅から式場まで1kmを超える距離を徒歩で移動するしかない状況となり、プレスセンター側は招待客に対して金属探知機による検査手続きまで設ける対応を余儀なくされた。
新郎・新婦側は公演主催者やソウル市に支援を求めたが、移動問題に関して明確な支援方針を聞くことはできなかった。こうした状況を把握したソウル警察庁が内部で検討を重ねた末に提案したのが、警察バスによる結婚式出席者の輸送作戦である。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら


