フェイスブックで知り合った男女が、別れ話のもつれから殺人に至った三鷹女子高生殺人事件。男は犯行6日前にツイッターで彼女のヌード写真や動画をばらまいた。同情論が大勢を占めたが、「何でこんなものを撮らせたのか」という意見も少なからずあった。以前からネットでは被害者が加害者のごとき扱いを受けたり、精神的に追い詰められることが多い。こうした事態はまずいと誰もが思いながらも、わが国では放置されてきた。
今年10月、米国カリフォルニア州で、リベンジポルノ(別れたパートナーの猥褻な画像や動画などをネット上に晒す行為)に刑事罰を科す法律が成立した。今までは合意の上で撮影された写真では、罪に問うのが難しかった。この法律では、撮影時に合意があっても悪意を持ってネットで公開し、本人に精神的苦痛を与えれば犯罪となる。
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