年代で見ると、よりはっきり見えてくる。入ってくる人数が一番多いのが20~24歳、ついで25~29歳、そして15~19歳と続く。これは進学及び就職の関係だろう。
逆に、出ていく人の方が多い転出超過数は60~64歳が最も多く、次いで55~59歳、65~69歳となっている。さらに、45歳~49歳も前年と比べて出ていく数が増えているとか。これは首都圏合計の数字だが、LIFULL HOME'Sの資料によると、東京都に絞ると35~59歳及び60歳以上の転出者が増えている。その世代が東京を離れているようだ。
理由の一つは、やはり住居費だろう。都内、特に23区内でファミリータイプの部屋を借りようとすると平均で月20万円を超える。一人暮らしの若者なら利便性重視で都内に住みたいだろうが、ファミリー世帯が教育費も物価も高い東京から出て行こうと考えるのも止むをえない。
理想が反映される「住みたい街」
では住みたい街ランキングに戻ろう。まず、アンケート回答をもとにしたSUUMOだ。
1位 横浜
2位 大宮
3位 吉祥寺
4位 恵比寿
5位 東京
横浜は9年連続1位、大宮は2年連続の2位となっている。なお、SUUMOは首都圏でも家賃が比較的安くすむ注目の街として、船橋駅(千葉県船橋市)、つくば駅(茨城県つくば市)を挙げている。船橋の家賃は13.6万円、つくばは9.7万円と確かに割安だ(いずれもカップル&ファミリー向け物件)。
なお、つくば市は人口増加率が全国3位と、移住してくる人が増えているそうで、特にファミリー層の支持が高い。つくばが評価された理由のトップが「教育環境が充実している」ことだ。自然の中に研究機関が点在する“研究学園都市”で、教育移住先としても人気だという。
アクセスはつくばエクスプレスを使えば秋葉原まで最短45分。「住んでみたい」というイメージも大事だが、家賃の安さや子育て環境等の実利を優先する消費者が増えているということか。(出所:「住みたい街ランキング2026 首都圏版」東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県に居住する20~40代男女によるアンケート調査)

