「目に見えない」物事をどこまで想像できるか
●3 成果物→どのような状態に仕上げることを求められているのか
- ・「開発した」とはどのような最終状態を指すのか?
・具体的な商品の完成物イメージや名称は?
・価格や販売数量などは?
・「親子でパン作り教室」のような、体験の提供を成果物とするのか?
・関係者がどのような状態になっていれば成功といえるのか?
今回の場合の「開発」とは、試作品を作ればいいのか? それとも、具体的な商品の完成物イメージや、「激辛カレーパン」「キャラクターメロンパン」などの名称まで決定し、量産して販売するまでの状態をイメージすればいいのか? など、その完了状態を確認しておきたいものです。
また、「成果物」は具体物だけではなく、携わった人たちの状態の変化も含みます。今回であれば、親子に笑顔のコミュニケーションが生まれることなのか、お店として地域の親子の嗜好や行動特性のナレッジ(知識)が増えることなのか、など、広い範囲に及びます。
●4 関係者→ターゲットの細かな設定やその周辺環境のイメージ
- ・「親子」とあるが、対象となる層や行動特性など、細かく設定しなくていいか?
・親子以外の人たちは想定しなくてもいいか?
・顧客(親子)に価値を提供しうる、顧客以外の関係者はいないか?
・インプットを提供してくれる人や組織や情報源は?
・どのような巻き込みや関係構築をしておいたらいいか?
・そのほか、相談しておいたほうがいい人・組織などは?
ひと口に「親子」といっても、子どもの年齢も幅広く、未就学児なのか、小学校低学年くらいの児童なのかで、開発する商品の内容も変わってくるかもしれません。
また、地域メディアのライター、販売代理店、流通を担う企業など、顧客以外にも関わることになる人はたくさんいそうです。原材料メーカー、生産者、食物アレルギーの専門家がいたり、地域の商工会議所や商店会、情報メディア、書籍など、さらに幅広い人々を巻き込んでいく必要があるのかもしれません。
限られた力で最大を生む生産体制
●5 効率(または進め方)→生産目標やスケジュール
- ・構想決定、試作完了、プロモーション開始、量産開始など各タスクの目標期限は?
・内製するか? 外注も視野に入れていいか/入れるべきか?
・製造(生産)する際の目標所要時間や目標数量、歩留まりは?
・製造にかかった、実際の所要時間や数量、歩留まりは?
・親子の顧客がどれだけ増えたかをどのように計るか?
生産にあたっては、たとえば「スタッフ2名体制で1日あたり100個生産する」といった、具体的な時間、人、数量の数をもとに目標数を決めておきましょう。
また、効果検証の手立ても考えておくことで、今後のための改善を図ることができます。今回であれば、親子の顧客がどれだけ増えたかを調べるために、店舗の入り口にセンサーを設置してITシステムで自動判定する、スタッフの目視でなんとなく傾向を把握する、などの方法が考えられます。

