妻と娘を失った遺族は「司法に絶望した」

「司法に絶望しました。控訴、上告は望みません。早く被告を社会に出して、私の手の届くところに置いて欲しい。私がこの手で殺します」

『日本の弁護士と日弁連の罪と罰』
ケント・ギルバート『日本の弁護士と日弁連の罪と罰』(扶桑社新書)

「(地裁の)判決の瞬間、僕は司法にも、犯人にも負けたと思いました。僕は、妻と子を守ることもできず、かたきを取ることもできない。僕は無力です。今は二人の遺影を見るのも辛いです。妻と娘に何も報告してあげることができません。(中略)結局、敵は、被告人だけじゃなくて、司法だったように思います」

「少年が将来更生するんではないかという点ですが、それは、可能性であって、逆にまた人を殺す可能性もあるわけです。(中略)その時に、こういった判決を出した裁判官、もしくは弁護人というのは責任を取るのか。無期懲役を出すのは自由ですが、その判決についてきちんと責任が取れるのか」

「人の人生を奪うこと、人の命を奪うことが如何いかに卑劣で許されない行為かを痛感しました。だからこそ、人の命を身勝手に奪ったものは、その命をもって償うしかないと思っています。(中略)司法は社会正義を実現し、社会の健全化に寄与しなければ存在意義がない」(以上『なぜ君は絶望と闘えたのか』より)

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