伊藤忠・岡藤会長のすさまじい接待術とは?

たとえばイギリスのチャールズ国王が天皇陛下、皇后陛下をもてなそうと思ったら、ロンドン市内の店でローストビーフを食べさせようなんて思うはずがない。バッキンガム宮殿に招いて、玄関まで迎えに出てきて、宮殿内の食堂へも自分で案内して、皇后陛下が座ろうとしたら、国王自ら椅子を引くだろう。

ワインを選ぶのもチャールズ国王だ。1杯くらいはグラスに注ぐかもしれない。ひょっとしたら、ローストビーフもチャールズ国王が切り分けてくれるかもしれない。つまり、ゲストをもてなすのはあくまで主人なのである。

ビジネスパーソンの場合でも、もてなしの采配をするのは幹事ではない。接待をする側のトップだ。相手側の椅子を引くのも幹事ではなくトップが自らやること。本来、客をもてなすのは主人、つまりホストだ。店の料理長やサービス係は代行しているにすぎない。

(野地 秩嘉/Webオリジナル(外部転載))
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