信長が妹を嫁がせたかった事情
長政以前の浅井家の婚姻は、近江国内の有力者との連携強化に重点が置かれている。浅井家は一国衆から北近江を牛耳る勢力に擡頭したこともあり、国内地盤を固める必要があったからだろう。
こうしたことから、長政とお市の方の婚姻は浅井家の発想ではなく、信長から提案されたのではないかと考えられる。
一方、信長の方の事情を考えると、永禄4年5月に斎藤義龍(DAIGO)が急死し、信長は美濃侵攻を本格化させている。信長としては北近江の浅井家と同盟を組んで、美濃斎藤家の背後を脅かしておきたい。ところが、斎藤龍興(濱田龍臣)の母を亮政の娘(長政の叔母)とする説がある。こうなると、単なる同盟だけではダメで、婚姻関係にまで進まなければ、浅井・斎藤間の連携を断ち切れない。
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