SADに対処する7つの方法

では、SADに対処するにはどうしたらよいのか。その方法を7つ紹介する。

1.光療法

複数の研究がSADに最も有効な治療法を分析しており、研究は高照度光療法が有効な治療法であることを支持している。

高照度光療法は、欠けている日光を模倣し、気分調整や睡眠調整に関わる化学物質の適切なバランスを脳が生み出すのを助けるものであり、継続すればSADの症状が軽減することが多い。

近年の研究では、高照度光療法の効果がSADにとどまらず、季節性でない抑うつ症状にも有効なことが明らかになりつつある。

1万ルクスの白色光ボックス(太陽光に近い強い白色光を人工的に発する装置)を、午前10時までに、約30センチ離して30分間使用する。翌年は、症状が現れる前の初秋に光療法を開始するようにする。

2.体を動かす

日中の運動や屋外で過ごす時間はいずれも有益だ。無料のオンライン・ワークアウトや朝の散歩から始めてもよいだろう。

3.食べ物に気を遣う

セロトニンを高めるタンパク質や高食物繊維食品を食べる。

4.ビタミンDを意識する

血中濃度を検査し、不足している場合は医師が推奨する用量で補充する。

5.つながりを保つ。

周りのすべてから逃げたくなっても、社会的活動を維持する。

6.治療を検討する

認知行動療法は、意味のある活動を見つけ、対処戦略を発展させるのに役立つ。

7.必要であれば薬を使用する

抗うつ薬、とりわけブプロピオン(ウェルブトリン)やSSRIは有効である可能性がある。

SADに苦しむなら今すぐ支援を求めるべき

正式にSADと診断されるには、2年以上連続で症状が秋から冬にかけて発生すること、他の季節には完全寛解していることが必要だ。

しかし、SADに苦しんでいるなら、診断条件など考えず、今すぐ支援を受けた方がよい。

SADに類似した症状が2週間以上続く場合や、日常生活に支障をきたしている場合は、医師やセラピストに相談することが重要だ。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら
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