便利な道具が記憶力をダメにする
立ち上がった瞬間に何をするか忘れてしまうのは、記憶の回路が持続的に働かないということです。運動系脳番地と記憶系脳番地が一緒に働くと、どちらかを忘れる。つまり、2つの脳番地が連動するときに記憶系が外れ、忘れやすくなるということです。
現代人は特に、同時に複数の脳番地をうまく働かせることができません。その理由は、手を使って書かなくなったからです。
「昨日会った寺島さんの名前はなんだっけ……カズシゲ? 『カズ』は『一』だったかな、『和』だったかな」と考えているあいだ、頭のなかではさまざまな漢字やそれとつながるイメージが浮かび続けるわけです。
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