「非課金コミュニティ」が孤立を防ぐ
「活」の世界で結果を出そうとする前に、「活」の世界に最初から参入しないようにすることが、孤立を回避するための第一歩になるはずだ。
40代以降の恋愛や結婚において「活」の世界に巻き込まれることを回避するためには、「課金することで所属できるコミュニティ」ではなく、「課金しなくてもよいコミュニティ」を見つけ出し、そこに持続的に参加し続けるための手段としてお金を使う必要がある。
言うまでもなく、他者と関係性を築くために、お金は重要なツールになる。しかし間違った使い方をしてしまうと、どれだけお金を使っても、孤独感や生きづらさは解消されない。かえってそれらを強めてしまうこともある。
課金によって孤独を解決しようとすることは、悪手である。水商売や風俗のサービスを利用して孤独感が根本的に癒されるケースは、決して多くない。
「どうせ金を払ったから、チヤホヤしてくれているんだろう」という気持ちを抱いてしまうからだ。人間関係に関する課金は、特定の相手との関係性をメンテナンスするために行うものであって、関係性そのものを購入するために行うべきではない。
「性的欲求のマネジメント」という高い壁
「金で買えない関係性を作るために、お金を使う」ことが望ましいだろう。まず相手と関係性を築き、その後に関係性をメンテナンスするためにお金を使う、という順番が大切である。最初に関係性をお金で買ってしまうと、多くの場合、それ以上関係性を深めることが困難になる。「出会った初日にホテルに行く」タイプのパパ活が長続きしないことと同じ理由である。
特定の相手との関係性そのものに課金するのではなく、関係性が自然に発生するようなコミュニティに多元的に参加するために課金をするべきだろう。
中高年男性が新しいコミュニティに参加するうえで求められることは、自身の性的欲求や「モテたい」という欲求をマネジメントすることである。「思春期の中学生男子でもあるまいし、そんなことは当然できているよ」と思われるかもしれない。しかし、中高年男性がコミュニティから疎外される理由の多くは、性や恋愛にまつわるトラブルである。

