Answer

他の政治家とはレベルの違う「信用力」

無名の農民から天下統一へ――。稀代の策士、豊臣秀吉のカリスマ性は万人が認めるところですが、どんなカリスマでも組織を一人で動かすことはできません。周囲の強力なサポート体制、なかんずくトップを全面的に支える補佐役の存在が欠かせない。その意味において、秀吉の暴走しかねない局面で周囲との調整を試み、組織安定に大きく寄与したのが弟・秀長の存在でした。

もし秀長が長生きしていたら、豊臣政権は違う形で持続していたのではないか。そんな見方もあるようです。

その構図はそのまま現代の政治や企業経営にも当てはまります。例えば憲政史上最長の安定政権となったのが第二次安倍政権ですが、その裏側には「チーム安倍」と呼ばれる堅固なサポート体制がありました。なかでも官房長官は、政権の広報、調整、危機管理を一手に引き受ける、いわば政権の心臓部です。言うまでもなく、その役割を果たしたのが菅義偉さんです。

(構成=三浦愛美 写真=時事通信フォト)
【関連記事】
「出光は社員を1人もクビにしない」経営難でも1000人以上を雇い続けた出光佐三の不動の"経営哲学"
高市早苗氏でも、麻生太郎氏でもない…「まさかの自公連立崩壊」で今もっとも頭を抱えている政治家の名前
愛子さまが食べた"開けてビックリ"の駅弁とは…老舗駅弁屋が効率化の時代に「手作り」にこだわり続けるワケ
なぜサンリオ辻会長は「やなせたかし」に資金を出し続けたのか…詩集だけではない反対押し切り始めた新事業【2025年8月BEST】
習近平が最も恐れる展開になる…高市首相が切り出せる「日本産水産物の輸入停止」への3つの対抗手段【2025年11月BEST】