「全ての人が対等というのを前提に」
気になるのは、小川、階両氏が代表選の中で、公明系が比例選の各ブロックの上位に登載されたことで、立民系から復活当選が厳しくなったと反発が出ていることについて、「全ての人が対等というのを前提に党運営したい」「原則として平等であるべきだ」と発言していたことだ。
そもそも中道改革連合は、党勢がジリ貧の立民、公明両党がどう生き残るか、という危機感が出発点だったはずだ。公明系が小選挙区選から撤退し、立民系を支援する、その見返りに公明系を比例選で処遇するという「選挙互助会」の側面もあって、両党から衆院議員165人が新党に参加したという経緯がある。
比例選に公明系の28人が単独登載されたのは、勢力比からいって過度に優遇されたわけではない。選挙区を戦った立民系の当選が21人にとどまったからと言って「対等」や「平等」を持ち出すのは筋が違うのではないか。
落選した立民系の亀井亜紀子、福田昭夫両氏らに離党の動きもあるが、それなら中道改革に参加しなければよかっただけの話である。
参院の立民、公明両党は、中道改革への合流を凍結し、特別国会はそれぞれの会派で臨んでいる。18日の参院の首相指名選挙では、中道、立民、公明3党の事前打ち合わせで小川氏への一本化を決めていたにもかかわらず、立民党の森裕子、青木愛氏ら5氏が水岡俊一代表に投票するという造反劇も起き、3党間の連携・融和の難しさが改めて表面化した。
「中道改革連合はまだ終わっていない」
読売新聞世論調査(2月18~19日)で、中道改革連合の政党支持率は5%にとどまり、チームみらいの6%を下回った。小川代表に期待するか尋ねたところ、「期待しない」が58%に上った。
民主党政権で環境相などを務めた自民党の細野豪志衆院議員は15日の自身のX(旧ツイッター)で、こうエールを送っている。
「中道改革の前途は多難だ。選挙直前に新党を結党し、総選挙で惨敗した中道の姿は、(2017年に)私が結党に関わった希望の党とも重なってみえる。ただ、当時と異なるのは、中道改革連合が衆院の野党第一党だということだ。野党第一党には、野党をまとめて政府与党と交渉するという巨大な権限がある。わずかな差ではあったが、希望の党は総選挙の結果、立憲民主党に野党第一党の座を譲った時点で終わっていたのだ。中道改革連合はまだ終わっていない」
小川氏は24日の衆院代表質問にトップバッターとして立つ。どう果敢に切り込み、高市首相がどう真摯に謙虚に受け止めるのか。中道改革にとっても、高市政権にとっても、その命運がかかった国会論戦が始まる。


