移民問題にEUなすすべなし
ところがコペンハーゲンのミョルニルパルケンの住民らが2020年に提訴した裁判では、こうした政策が人種差別に当たるかが争われ、2025年には欧州連合の司法裁判所で審理が行われた。
デンマークは欧州連合に加盟しており、欧州連合人権規約に縛られるため、人種差別などで国内の施策などが訴えられた場合は、欧州連合の規制や命令が国内の施策を左右する。
ところが欧州では、この様に国内で悪化している問題をなんとか解決しようという「前向きな施策」を、理念優先で現実を見ていない法で縛ろうとし、現実的な解決策を引き出せないということが起きる。これでは欧州連合の存在意義は一体何なのか? と疑問が湧く。
デンマークだけではなく欧州各国は右傾化しているが、理由の一つが欧州連合脱退を進めるためだというのがわかるだろう。
本書にはこれら欧州の移民問題のほか、中国の脅威など、日本が置かれた状況を認識するための全40編が掲載されています。是非ご一読ください。


