わずか3年で熊本を去った
初めからハーンが生理的に熊本という土地を受け入れられなかった様子をじゅうぶんにしのばせる描写といえます。それでも3年間、教壇に立った後に、1894年には神戸へ居を移すことを決めます。この前年にはセツとの間に長男の一雄が誕生していました。
熊本時代のハーンの行動を見て興味深いのは、実によく旅行をしていることです。
赴任した年の翌年の春休みには博多から太宰府へ行き、夏休みには博多、神戸、京都、奈良、広島、隠岐と周遊の旅に出ています。当時の交通事情などを考えると大移動だったと思われます。これ以外にも小旅行を何度もしました。
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