ルーティンのない人生が若さの秘訣

和田秀樹『80歳の壁を超えた人たち』(幻冬舎新書)
和田秀樹『80歳の壁を超えた人たち』(幻冬舎新書)

【宮内】その点、私の会社はもともとベンチャービジネスのようなものですからね。日々新たなんです。だからルーティンと称するようなものをやったことがない。当初はこの会社は生きていけるのだろうか? 次にどうすれば大きくなるだろうか? さらに世界とどう戦えるだろうか? などなど関心が次々と変化していくため、こちらも変わらざるを得なかった。そういう環境は非常にありがたかったのかもしれませんね。

【和田】「この人は魅力的だな」とか「見習いたいな」などと思う人はいますか?

【宮内】いやあ……。例えば「松下幸之助は経営の神様」と言われますが、私は神様だと思ったことはありません。もちろん優れた経営者ですよ。ある時はグレートだったと思うんです。でもそうでない時もある。どんな経営者もそうですよ。

松下幸之助
松下幸之助(画像=時事画報社「フォト(1961年8月15日号)」/PD-Japan-organization/Wikimedia Commons

【和田】さすがですね。日本人の多くはある人の信者になっちゃうと、なんでもかんでもよく見えて、悪いところが見えなくなってしまいます。

【宮内】初めから終わりまですごいというのは、やっぱりこれは神様でしょうな(笑)。ですが人間っていうのは、そうはいかんですね。

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