壁にパーク内ポケモン像の写真が飾られたグッズショップについても、「ショップ全体が温かく居心地の良い雰囲気だった」と言及。また、ジムでは観客席それぞれに、図鑑番号に対応したポケモンの画像が配されている点も目ざとく発見し、「細部へのこだわりが素晴らしい」と述べている。
記者向けの内覧会では乗り物やショーが稼働していなかったが、単純に歩き回るだけでも2時間は楽しめたといい、「ポケモンが好きなら、ポケパーク カントーで私がそう感じたように、子どものような驚きの感覚を呼び起こしてくれると確信している」と結んだ。
『ゴジラ』などを製作する米レジェンダリー・エンターテインメントが運営するポップカルチャーメディアのナーディストは、ゲームやアニメでおなじみの看護師キャラクター「ジョーイさん」に注目。
ピンクの髪に、ふわりとしたピンクのドレスとナースキャップを身につけたイメージ通りの姿に、パーク内のポケモンセンターでお目にかかれるとしている。来場者がモンスターボールを乗せたトレイを渡すと、それぞれのボールに入ったポケモンが画面上にアニメーションで表示。ゲームさながらにポケモンの回復を体験できる。
「壮絶にひどい」と酷評された発表映像
だが、好評を博している今とは対照的に、発表当初の反応は散々だった。
2025年7月の公式配信番組「ポケモンプレゼンツ」で初公開された映像には、テーブルの上に並んだ安っぽいプラスチック製のポケモン玩具や、木々のそばに置かれたグラスファイバー製の像が映るのみ。米ゲーム情報メディアのコタクは、「ポケモンが本当に存在する場所」という公式キャッチフレーズからは程遠い、なんとも冴えない光景だったと振り返る。
それから4カ月後、開園日の発表とともに新たな映像が公開された。しかし今度は全編がアニメーションという構成。アニメのキャラクターがアニメで描かれたパーク内を歩き回るだけで、実際の施設がどんな姿なのか、依然としてイメージがほとんど掴めない状態だった。
こうしたことから、SNS上ではファンの失望が相次いだ。そもそもポケモンのメインシリーズは、2022年の『スカーレット・バイオレット』を最後に新作が出ていない。ファンは次回作の情報を待ち望んでいただけに、「ポケパーク」という名前を聞いた瞬間、新作ゲームの発表かと胸を躍らせた人も多かったようだ。
ところが蓋を開けてみれば、テーマパークの発表だった。「『ポケパーク』という名前で心臓がバクバクしたのに、新作ゲームじゃなくてテーマパークだった」という落胆の声があふれた。
パークの内容そのものへの批判もある。規模は比較的小さく、子供向けのメリーゴーランドなどがあるのみで、本格的なアトラクションが少ない。中心となるのは森の中を散策できる遊歩道とショッピングエリアだ。一部では「巨大なグッズ売り場にすぎない」「テーマパークとは呼べない」といった辛辣な意見も聞かれた。


