「おべっか」に抗えない納得の理由

裏表の使い分けの激しい人物をみていると、どうにも気分が悪いものだ。

そのような人物の言動を苦々しくみている良識ある人たちが不思議に思うのは、そんな裏表人間が、その見苦しさにもかかわらず、案外うまく出世していくことだ。陰で悪口を言われている上司が、そんなことは夢にも思わず、「いいヤツだ」と言って気に入っている。自分が陰でこき下ろされているなんてつゆ知らず、表面上もち上げられて機嫌よくしている。

その上司のことを本気で尊敬している自分よりも、陰でこき下ろしている同僚の方が、その上司から気に入られ、何かと目をかけられているのが、何とも悔しい。そのように言う人も少なくない。