環境を変えれば無意識に動く
多くの人は「行動を変えよう」「成果を出そう」としますが、行動や成果は結果にすぎません。大切なのは、「望む行動が生まれる環境」をつくることです。
環境という「入り口」を変えれば、体・感情・行動のすべてに影響が及びます。意志や努力に頼らなくても、結果が変わる。これが、本書や本稿でお伝えする基本の考え方です。
(1)環境→行動
ホワイトボードがあれば書き、なければ書きません。環境は、それだけで行動を引き出します。
(2)環境→感情→行動
快適な空間では安心し、「長くいたい・また来たい」という行動が生まれます。
(3)環境→体→感情→行動
硬い椅子は体を緊張させ、「早く出よう」という行動を誘発します。姿勢が整うと気分が上向き、気分が沈むと姿勢も丸くなるように、体と感情はつながっています。
環境は、感情や行動を動かす入り口です。意志や努力で頑張るよりも「場所」を変えることが最も負担の少ない“成果への起点”なのです。
(参考文献)
・Awad, S., Debatin, T., & Ziegler, A. (2021). Embodiment: I sat, I felt, I performed – Posture effects on mood and cognitive performance. Acta Psychologica, 218, 103353.
・Edwards, J. R., & Cooper, C. L. (2013). Person–environment fit and stress: Recurring problems and some suggested solutions. In J. R. Edwards (Ed.), International review of industrial and organizational psychology, (pp. 167–199). Palgrave Macmillan.



