疲れを上手く解消するにはどうすればいいか。禅僧の枡野俊明さんは「日本人は、実際にはかなり疲れているにもかかわらず、『まだ大丈夫』と、がんばり続けることをよしとする風潮がある。だが、『時間が解決してくれる』『根性で乗り切れる』などとたかをくくって疲れを軽視すると、必ず“しっぺ返し”を食らう」という――。
※本稿は、枡野俊明『疲れない心をつくる休息の作法』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
シニア世代は元気、現役世代はへとへと
いま日本人の多くが、
自分で思っている以上に疲れています。
自分で思っている以上に疲れています。
「疲れがたまる一方だ」
「なんだか体がダルい」
「休んだはずなのに、疲れが取れない」
「少し働いただけで、心も体もぐったり」
こんなふうに、「疲れる」にからむ言葉が口グセのようになっていませんか?
仕事が忙しかったり、人間関係が複雑だったり、四六時中スマホを見ていたり。原因はさまざまかと思いますが、現代人の多くが、体よりも頭、もしくは心に過度の「疲れ」を感じているようにお見受けします。
実際、「日本の疲労状況2024」(日本リカバリー協会)という全国10万人を対象にした調査によると、日本人全体で約8割もの人が「疲れている」そうです。
なかでも深刻なのは、「現役世代の疲労」。「元気な人」の割合が、シニア世代は30~40%程度なのに対して、20代は13.8%、30代で12.6%と、かなり低めの数値になっています。
やはり、仕事のストレスから疲れが生じ、元気が奪われているのでしょう。

