「永ちゃん」は紅白で9分も歌った

2025年の紅白歌合戦での矢沢永吉氏の歌唱時間である。前半95分、後半165分の合計280分間に50組もの出場歌手がおり、さまざまな特別企画があるため、単純に平均しても5分ほどである。

コラムニストの堀井憲一郎氏によれば、もっとも少なかったCANDY TUNEは1分29秒、次のFRUITS ZIPPERが1分30秒だったのに対して、矢沢永吉は、その6倍以上にあたる9分29秒だったという(〈9分以上の歌唱者も出た2025年紅白歌合戦 NHKがもっとも大事にしたのはどの歌手だったのか〉Yahoo!ニュース、2026年1月1日配信)。

熱狂的な群衆
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永ちゃんこと矢沢永吉氏こそ、いまも昔も「ヤンキー」の憧れではないか。社会学者の難波功士氏は『ヤンキー進化論 不良文化はなぜ強い』(光文社新書、2009年)のなかで、矢沢氏がボーカルだったバンド・キャロルの服装を真似する「キャロル野郎」たちが「ヤンキー」と称されたと述べている(同書、64ページ)。