「飲み会には顔を出すべき」「女性はお茶を出すべき」「男は泣いてはいけない」……私たちは無意識に決めつけていないだろうか。心理カウンセラーの大野萌子さんは「私は私、人は人、という線引きをはっきりさせることが重要」という。著書『いつも感じがいい人はこんなふうに話している』(アスコム)より、一部を紹介する――。
唐揚げにレモンを絞る人
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職場の飲み会は、抜けても遅れてもいい

最近若い世代が、会社絡みの飲み会に参加しないことが増えているそうです。

「参加しません」とハッキリ意思表示できる世代がいる一方で、「断れない」「行くとなかなか帰れない」と悩んでいる方も、まだまだ数多くいます。

特に「NO」を言えないタイプの人だと、飲み会を断るなんて選択肢は浮かばないのかもしれません。

私は、飲み会の途中であっても、ある程度の時間で支払いだけして帰ってしまってよいと思います。仕事を放り出して帰ったわけではないのですから、その場では、「もう帰るの?」と言われてしまうかもしれませんが、帰った人のことを悪く言うようなこともないと思います。

また、後でそのことを責めるでしょうか? たいして覚えていない人のほうが多いのではないでしょうか。

「おかしな暗黙の了解」は減っている

みなさん、人のことだと「たいしたことないじゃない」と思えることでも、いざ自分が行うとなると大変なことと感じてしまうようです。

コロナ禍を経験するまでは、会社によって、風土によって、「誰かが帰らないうちは帰れない」「先に行って待っていなければいけない」などなど、会社絡みの飲み会に関してはおかしな暗黙の了解のようなものが数々ありました。

ですが最近では、そういった傾向はだいぶ薄れてきていると思います。

また、飲み会を強要されていたような時代は、少なくとも会社が支払いをしてくれていました。でも近年は、支払いをしてくれる会社も減っていますよね。

ですからなおさら、無理に長時間の飲み会に参加しなくてよいと思うのです。

私自身、そんなに長時間お付き合いしたくないな、という会合の時は、少し遅れて途中から参加することも多々あります。