私たちは、時間を上手に管理するために、目標を立ててブレークダウンし、今日はこうあるべきと計画を立てるのだが、それが実行できずに元に戻ってしまうことがよく起こる。それはなぜなのだろうか? そこのところを本質的に解決しようとするのが、「タイムマネジメント4.0」の考え方である。
フランクリン・コヴィー・ジャパン副社長 竹村富士徳氏

『7つの習慣』の著者、スティーブン・コヴィー博士はタイム・マネジメント分野の発展過程は4つの世代に分けられると指摘している。「タイム・マネジメント4.0」とは、この第4世代の概念に基づいたコンテンツである。まずは全体像をつかんでいただくために、タイム・マネジメントにおける4つの世代の解説からはじめよう。

タイム・マネジメントの第1世代は「メモ」や「チェックリスト」を特徴としている。実行の予定や内容を忘れないようにメモし、整理しておくことがその狙いである。