富裕層は何に価値を見出し、何に投資しているのか。富裕層マーケティングを長く手掛ける西田理一郎さんは「北イタリア・ピエモンテ州では年に一度、世界中の富裕層が詰めかけて『白トリュフ狩り』が行われる。1kg約1600万円で落札されたこともあり、白トリュフはさながら富裕層の宝探しのようだ」という――。
イタリア・ピエモンテ州の「世界アルバ白トリュフ市場」
筆者撮影
イタリア・ピエモンテ州の「世界アルバ白トリュフ市場」

高級スーツを脱ぎ捨て、泥だらけで探す「白いダイヤ」

誤解を恐れずに言えば、それは「究極のキノコ狩り」だった。

ただし、スーパーのパック詰めより少しおいしいキノコを摘むのとはわけが違う。