「安心感につながって留学を決断できた」
江夏氏は夢を見せる無意識を「自分のことを最も知る“もう一人の自分”」と言い換える。自分を温かく見守ってくれて、未来に向けてのサポートをしてくれる存在であるというのだ。
先のゲシュタルト療法に出合い、江夏氏は日本鋼管を辞めて、全くなじみのない世界、ゲシュタルトセラピーの研究所に転職をした。30代に入ってすぐのことだった。
さらに数年後、再び大きな岐路に立つ。日本にあるゲシュタルト研究所の所長を継がないかという提案と、米国に留学して臨床心理学を学びたいという自分の本心。その狭間で悩んでいたのだ。結婚をして、子どもが生まれたばかり。米国ではなんのツテもない。現実的に考えれば、日本の研究所の所長を継いだほうがいいが……。
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