大勢で食事することを強要されるとイライラソワソワ
人は人! 自分に合うやり方でやる
人間には、それぞれ「特性」というものがあります。
特性とは、生まれ持った気質や性格、生涯を通じて培ってきた行動パターンや思考様式、能力などを指します。
ビジネスパーソンでいえば、早朝から仕事をした方が効率がいい「朝型」の人もいれば、夜になると調子が上がる「夜型」の人もいます。
現在はフレックスタイム制を導入している会社も増えていますから、自分の特性を見極めて、それに合わせて仕事をすることが即効性のある戦略となります。
逆の視点から見れば、自分の特性に合わないことをやり続けているから、体がしんどくなったり、メンタルをやられたりするのです。
これは仕事に限らず、ライフスタイルでも同じことがいえます。
人と食事をしながら、ワイワイやるのが好きな人もいれば、一人で静かに食事をすることを好む人もいます。
一人の時間が好きな人が、大勢で食事することを強要されると、落ち着かない気分になってリラックスできません。
それが何日も続くと、次第にストレスが溜まってきて、イライラしたり、ソワソワするような精神状態になります。
会社で決められた時間に出社して、決められた時間に仕事をするというのは、自分をそうした状況に置いていることを意味します。
それが毎日のことであれば、体力の有無に関わらず、誰もが体調を崩したり、ストレスを蓄積させることになるのです。
確実にヒットを打つことをめざす
大事なポイントは、自分の特性を見極めて、それに合わせた働き方を心がけることですが、これは働く時間に限ったことではありません。
日常の仕事に目を向けて、自分の特性と照らし合わせて客観的に考えてみる必要があります。
自分の特性に合っている仕事ならば、その取り組み方を工夫するだけで、ムリなく仕事をすることができますが、上司から与えられた仕事が、自分の能力やスキルを超えていたり、特性に合わない場合には、知恵と勇気を総動員して、その仕事を引き受けない状況を作ることが大切です。
自分にムリをして特性に合わない仕事をやり続けても、パフォーマンスが落ちるだけで、ムリをすればするほど、結果が出ないことが多くなるのです。
自分の特性に合わない仕事をスルーする際には、上司や職場の人から「自分勝手」と思われないために、具体的なアクションを起こす必要があります。
仕事を断る代わりに、得意な分野の仕事を積極的に引き受けて、確実にヒットを打つことをめざすのです。

