婚活で異性から嫌われてしまう人にはどんな特徴があるか。主宰する結婚相談所でカウンセラーを務めている大屋優子さんは「LINEの使い方が下手な人は、婚活が上手くいかない傾向にある。特に、相手に送るスタンプや、親密になる前の話題選びには注意が必要だ」という――。

※なお、本稿は個人が特定されないよう、相談者のエピソードには変更や修正を加えている

スマホを見ている女性
写真=iStock.com/mapo
※写真はイメージです

LINEスタンプを使いこなせない婚活男性

「私みたいなおじさんが使ってもキモくないLINEスタンプは、どんなものでしょうか?」

ある日、結婚相談所に入会して初めてコミュニケーションアプリの「LINE」を使うようになった、ある50代の男性会員から相談がきた。

結婚相談所では、お見合いから仮交際に進むと双方の連絡先が開示され、デートの約束などのためにLINEを交換する。

交際当初は、確かにデートの待ち合わせ場所の確認などに使われるが、初デート後からのLINEのやり取りが、結婚相手となるか否かの判断となる大事な婚活ツールとなる。リアクションや気持ちを表現できる「スタンプ」が使えることもLINEならではだ。

ただ、このスタンプによって、相手に悪印象を与えてしまう場合もある。

筆者がアドバイスしている女性会員さんから「こんなスタンプが送られてきたんです……」という相談を受けることもある。

相手男性から送られてきたスタンプを見ると、ショックな気持ちを表現したいのか、「ガビーン」という音声入りのイラストスタンプが来たり、アニメ好きなオタク男性から、美少女のLINEスタンプが届いていたりするのだ。

もちろん、お互いにアニメが好きな者同士であれば問題ないが、相手の趣味がまだわからない段階で美少女のスタンプを送るのは気配りができていないと言わざるを得ない。