結婚相談所で出会う男女は、どんな判断基準で相手を見ているのか。主宰する結婚相談所でカウンセラーを務めている大屋優子さんは「見た目やマナーについて細かく確認する人は少なくない。とくに恵まれた環境で生まれ育った“育ちの良い人”ほど、相手のことをよく見ている」という――。

※なお、本稿は個人が特定されないよう、相談者のエピソードには変更や修正を加えている

落ち込んでいる女性
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「育ちの良い人」は相手のどこを見ているのか

結婚相談所で婚活している方のなかには、驚くようなセレブリティもたくさんいる。

たとえば、何代も続く老舗企業の跡取りであるとか、都心に大きな敷地があり大型スーパーなどにも土地を貸していたり、ビルを何棟も持っていたり、「蔵」があったりと、莫大な資産がある方もいる。

幼稚園や小学校から名門私立に通い、お手伝いさんがいた家庭で育った方、そこまでいかなくとも、しっかりした家庭で、やんごとなき教育を受けた「育ちの良い方」はたくさんいる。

育ちの良い人たちにとっても、「結婚」という人生のターニングポイントを迎えることは、今までの生活を大きく変えることとなり勇気のいることだ。

また自分が周りから与えられてきた環境や教育を、自分の子供にも与えたいと考える。

一般庶民からしても、憧れのセレブな結婚生活を希望する方が多いのもこれまた当然で、結婚相談所で出会う結婚相手に、育ちの良さを期待もする。

では、その「育ちの良い人」たちは、パートナーにどんなことを期待し、相手の育ってきた環境をどこで察知しているのであろうか?

育ちの良さを感じる所作や見た目はどんなところに表れるのであろうか。

実際に、結婚相談所で婚活している「育ちの良い人」から聞いた「婚活で必ず確認すること」を紹介していく。