専門的かつ極めて高次元の肉体的行為
今の冒険のリスクテイクがどのようなものかといえば、それは本当に致命的な失敗をするようなものは認められず、ましてや他人の迷惑=遭難や死などに結びつくようなものは受け入れられない。さらにそこには明確な利益やタイトルが求められるという条件が付き、何も得られないなどとなったら話にならない。そういう雰囲気が濃厚に漂っているように思えて仕方ないのだ。
しかしそれが本来の「冒険」の姿だろうか? 冒険とはそんなに無難、かつ社会の得になるようなものなのか?
「冒険」の基本的な定義というものを、ここでいくつか挙げておきたい。その場合の定番とされているのは、この分野での古典ともいえる本多勝一『冒険と日本人』に示された次の項目だ。
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