最適な読み方を見つけてムダな読書をなくそう
一口に「読書」といっても、本の読み方は様々だ。静かな部屋で、難解な古典と格闘するように熟読する人もいれば、流行のビジネス書を次々と読破し、高速で情報をインプットしていく人もいる。どちらも「読書家」のイメージだが、本を読む目的や手に取る本は全く異なる。
頭のいい本の読み方と、ムダな読み方の違いはどこにあるのか。特集制作にあたり、編集部では哲学者、作家、ジャーナリスト、経営者といった「読書のプロ」といえる多くの有識者に取材を行った。明らかになったのは、「成功している人ほど、自分に合った本の読み方を確立している」ということだ。
SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長は、驚くほど多くの付箋を貼って難解な古典を繰り返し読む。経済評論家の勝間和代氏は読書を著者との気軽な雑談と捉え、紙の本は買わずに電子書籍で読むスタイルだった。唯一の正解があるわけではない。どの有識者も、それぞれの目的に応じて最適な方法を編み出していたのである。
読書の価値を最大化するには、自分の目的や好みに合った本の読み方を見つけることが重要だ。時間にも読める本の数にも限りがあるのだから、闇雲に読書に取り組むのはもったいない。
各人各様の読書スタイルだが、共通する要素もある。編集部では、特集記事に登場する有識者たちのノウハウや思考法を分析、再構成することで、本の読み方を5つのタイプに分類した。
5つのタイプは日本人に馴染みの深い歴史上の偉人になぞらえた。例えば、忍耐強く本と向き合い、本の教えを己の血肉とする「徳川家康」タイプや、読書で得た知識を実践し、ビジネスに生かす「渋沢栄一」タイプなどである。あなたはどの「読書脳」タイプに当てはまるだろうか。
自身がどの「読書脳」を持つのかは、下のSTARTから始まる簡単な質問に「YES」「NO」で答えると診断できる。答えたルートを辿っていけば、自分がどう本を読んでいるのかが見えてくるはずだ。
診断結果の各タイプには、それぞれの「読書傾向」に加えて、各タイプが持つ強みも解説している。あなたの強みをさらに伸ばし、最適な読書法を見つけるのに役立つオススメ記事も併せて紹介する。診断が終わったら、該当するページを開いてみてほしい。
自分が普段どのように本を読んでいるのか、意識する機会はそれほど多くはないだろう。もっといい本の読み方があるのではないか。そう感じたときにこそ、このルートマップを使ってみてほしい。あなたの本の読み方を客観的に見つめ直す助けになるはずだ。
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