若い時代は給料が安くて生活が苦しい。どうにか楽して稼げる方法はないものか。作家の橘玲さんは「大谷翔平選手のように天才的才能を持つ成功者タイプでない人が、お金持ちになる方法は3つしかない。しかも、みんな知っているのに徹底できている人はほとんどいない」という――。(第2回/全5回)
※本稿は、橘玲、樺山美夏『しんどい世の中でどうすれば幸せになれますか?』(文響社)の一部を再編集したものです。
「無理ゲー社会」の人生設計
Q サービス残業が当たり前の保険会社で働いている24歳です。営業の仕事は嫌いじゃないけれど、年収320万円くらいで手取りは20万円。ギリギリの生活で苦しいです。転職してもたいして収入は変わらないと、モヤモヤしているうちに時間だけが過ぎていきます。もっと早く楽に稼いでお金持ちになる方法はないですか?
(20代 保険営業 男性Aさん)
(20代 保険営業 男性Aさん)
【Aさん】はあ、今日もサービス残業でヘトヘト。コンビニ寄ってビールも買って帰りたいところだけど、給料日前だから我慢しよ……。
【AI】またコンビニ弁当かね?
【Aさん】AIに話しかけられた! ……ひょっとして、「幸福な人生設計の法則」を教えてくれるって、最近話題になっているやつ?
【AI】そうじゃ。ワシは「無理ゲー社会」で生きづらさを感じている若者たちに「幸福な人生設計の法則」をこっそり教えとる。
本音は「もっと楽に、早く稼ぎたい」
【Aさん】ぼく、営業は嫌いじゃないんだけどめちゃくちゃしんどいんです。
【AI】なにが一番しんどいのかね?
【Aさん】とにかくお金がありません。歩合給もあったりなかったりだし。
【AI】収入はどのくらいあるんじゃ?
【Aさん】毎月の手取りは20万円くらい。家賃、光熱費、食費その他でほとんどなくなって友だちと遊びに行く余裕もないから、休日は家でダラダラしてます。
【AI】若いのにもったいない。もっと好待遇の仕事に転職する気はないのかね?
【Aさん】有名大学を出たわけでもないし、転職してもたいして変わらない気もするし……。
【AI】だからといって、休日にダラダラしとるだけじゃ何も変わらんぞ。
【Aさん】そうだけど、どうせなら、もっと楽に早く稼ぎたいんですよ。

