毎月黒字ならボーナスも貯まる

一方、年収も家族構成も梅田さんと変わらないのに、600万円も貯金があるのが菊川さん。毎月5万円を給与天引きで貯め、住宅ローンの繰り上げ返済を繰り返している。マイカーもあり、年に2度は車で家族旅行に出かける。そんな菊川家の家計は、火の車の梅田家とどう違うのか?

(PIXTA=写真)

最大の違いはやはり住居費。菊川家では無理せず手頃な中古マンションを購入、頭金を多めに払ったため最初から住宅ローンの負担は軽く済んだ。ボーナス返済もないので、その分貯金にあてられる。

菊川家では食費も月3万円で梅田家より2万5000円も少ない。忙しくても総菜は買わず手作りを徹底。週末に食材をまとめ買い、小分けして冷凍保存し使い切る。梅田家の場合も特に贅沢しているわけではないが、スーパーでの買いすぎをやめるなど、まだ削減の余地はある。ここでまず1万円ダウンをめざす。

教育費の違いも大きい。菊川家の子は2人とも地元の少年野球チームに入り、費用はほとんどかからない。一方、梅田家では子どもが2人とも学習塾に通い、ピアノなどを習っている。思い切って本当に必要なものだけに絞り、これも1万円ダウンが目標だ。

2つの家計を比べれば、このほかも多くの項目で梅田家のほうが少しずつ多いのがわかる。その中から保険料を見直して7000円、水道光熱費を工夫して3000円ダウンできれば、食費、教育費と合わせて3万円のダウンになり、毎月の赤字が解消する。

ただし、これは第1段階。次は、毎月貯金ができるようさらなる引き締めが必要だ。

●梅田家はここを改善!

・まずは毎月の赤字解消をめざす
・外食をやめ手作り優先
・お稽古の数を減らして教育費を削減

●菊川家はここが優秀!

・住宅選びに無理をせず、住宅ローン負担が軽い
・子どもに教育費をかけすぎない方針
・年間で妻の収入以上の貯金ができている

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(有山典子=編集・構成 PIXTA=写真)