実は社会人1、2年目でも銀行融資は組める

前回(>>記事はこちら)の記事を読んでいただいて不動産投資に俄然興味が沸いてき方も多いと思います。しかし「不動産投資ってお金がかかるんでしょ?」「そもそも不動産を買えるようなお金がない」という方もいらっしゃるかもしれません。でも大丈夫! 不動産投資にはいろいろなパターンがあります。例えば、もっとも簡単で馴染みがある「自分で住むための区分マンション(住宅)を購入すること」だって立派な不動産投資なのです。

「そろそろマンションでも買おうかな」という話題は、20代後半ともなれば普通に出てくることと思いますが、住宅購入については国が住宅所得の後押しをしていることもあり、金融機関も比較的容易に融資の相談に乗ってくれる状況が続いています。その場合、金融機関は購入する不動産に対してではなく、あくまで人に対してお金を貸すので、その人がきちんとローン返済をできるかどうか、つまり「信用」をチェックします。そして定期的に収入を得られるサラリーマンやOLは、実はこの「信用」が非常に高い。でも、そのことに気づいていないサラリーマンやOLのなんと多いことか。会社を辞めて独立した人がローンを組むのを断られ、「ああ、マイホームを買ってから辞めればよかった!」と嘆く、なんてこともよく聞く話です。

そして前項で説明したとおり、借りて住む家は家賃を垂れ流しているだけのフローにすぎません。できるだけフローの時期を少なくし、早めにストックとしての不動産、収益を生む不動産にシフトするのが賢い方法。ですから、私たちは「就職したら、まず不動産を買え」、できれば資産価値の高い「土地付き(ビル、戸建て)を買え」と主張しているのです。

なお、住宅ローンは通常は審査に勤続1、2年分の源泉徴収票が必要といわれています(つまり、勤続2、3年目になって初めて融資が組める)が、一部上場企業や一流企業にお勤めの方なら金融機関によっては1年目で住宅ローンが組めることも。ただでさえ就職するのが難しい昨今、せっかく就職出来たのならその与信を利用しない手はありません。仕事に就いたら不動産を買うことを意識すべし!