国際秩序の静かな革命
我々が一番注意しなければいけないのは、これらの歴史修正は、単なるプロパガンダではなく、より大きな目的があることだ。
それは、現在の国際秩序そのものを根本から作り変えることである。『Decoding China』の著者たちが指摘するように、北京の戦略は実に巧妙である。国連や各種国際機関の内部から、少しずつルールを変更し、権威主義的な行動を制約できないシステムへと改変していく。
たとえば、国連では中国とロシアが「主権」を盾に人権侵害の調査を阻止する。WTOなどの貿易機関では、国有企業を保護する一方で透明性のあるルールを提供せず、貿易にまつわる障害を取り除こうとしない。上海協力機構のような新しい枠組みでは、最初から多国間協力より自国の裁量権を優先する仕組みを組み込んでいる。
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