自分が現場にいなくても現場の必要な情報をすべて吸い上げるには──。ホウレンソウの達人が、部下から情報を引き出す質問、声かけ、雑談力の鍛え方を伝授する。

失敗談を披露して報告しやすくする

「若い社員が、まったくホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしてくれないんですよ……」という管理職の嘆きを、最近よく耳にする。

一方の部下は、「ちゃんとやってます」と主張する。詳しく聞くと、すべてメールで報告していると言うのだ。しかし、上司は毎日山のようにメールを受け取るので見落とすことも多い。そして何より、メールでは細かいニュアンスが伝わりにくいし、コミュニケーションが一方的なので、本当に重要な情報がこぼれ落ちてしまう。

ビジネス環境の変化が激しい今日、現場のきめ細かい情報はますます貴重になっている。自分が現場に行けない分、現場を知る部下からどうやって情報をすくい上げるか。受け身の態度で、単に部下のホウレンソウを鵜呑みにするのではなく、積極的かつさりげなく、部下から情報を聞き出すことが求められる。