新人はなぜ鳴り続ける電話に出ないのか

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会社にかかってきた電話が5回、6回と鳴り続ける。それでも受話器を取らない新人が増えているという。昔はそこで上司が「誰か出ろ!」と怒鳴れば済んだものを、今はパワハラと間違われないよう「怒鳴る」は御法度。怒られた新人が泣いたり休んだりしようものなら、上司に非ありとされる。かくして部下をうまく叱れない上司は増える一方だ。

そんな現状を『人を育てる「叱り」の技術』の著者、本間正人氏は「当然です。上司の世代と今の若者とではコミュニケーション体験がまったく違いますから」とあっさり分析する。