売れる新商品の企画アイデアをまとめるには?

凸凹食品のマーケティング会議はいつも行き詰まってしまう。「トレンドを牽引する若い女性向けに、ダイエットカップラーメンはどうだろう」「いやいやヘビーユーザーの男性は無視できない。やはりこってり系で……」「味うんぬんよりも宣伝に力を入れるべきなんじゃないか?」。どの意見も決め手に欠け、結局、絞り込めない。

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STEP1 R-STP-MM

フレームワークは経営戦略から日常的な業務まで、あらゆる場面での活用が可能だ。今回は業績不振に悩む食品会社のマーケティング戦略を例に、その具体的な使い方を解説していこう。

マーケティングとは、市場のニーズを掴み、それに即した商品やサービスを企画して、具体的に売れる仕組みに落とし込むまでの一連の活動を指す。そこで活用したい基本的なフレームワークが「R-STP-MM」(STEP1)だ。これは、マーケティングに欠かせない「リサーチ(R)」「セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング(STP)」「マーケティング・ミックス(MM)」の3つのプロセスで構成されている。

まず押さえておきたいのはプロセスの順序だ。最初に市場を含めた環境分析を行って現状を把握する(R)。それをもとにターゲットとする顧客層を決め(STP)、最後にその顧客層に訴求する具体策を考える(MM)。ところが実際は、この手順が無視される場合が少なくない。リサーチをせず勘でターゲットを決めたり、まず製品ありきで顧客層を決めたりしてしまうのだ。こうしたプロセスのモレや手順の逆転を防ぐために「R-STP-MM」というフレームワークでチェックするわけだ。