「聖断」と「玉音放送」の異例さ
これだけ長い歳月を隔てると、あの時の「終戦」が当たり前の出来事だったかのように見えるかもしれない。朽ち果てた大木が自然に倒れるように、わが国は終戦を迎えた、と。
だが当時の実情は、決してそのような生やさしいものではなかった。あの時点で、首尾よく戦争を終わらせることができるか、どうか。まったく予断を許さない険しい場面だった。
そのことのハッキリした証拠は、戦争終結を意味する「ポツダム宣言」の受諾を決定するために、明治憲法が予想していなかった天皇ご自身の決断(いわゆる「聖断」)が必要だった事実だ。
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