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あなたが憧れる「お買い物」の値段を大公開

最後に夢の買い物として忘れてはいけないのが、リゾートマンションや別荘だ。全国各地の物件仲介を手がける東急リゾートの経営企画部の浅羽秀樹リーダーは「60歳前後のシニアの方々がメーンのマーケットです。東日本大震災後でも、根強い引き合いがあります」という。

東日本大震災後、とくにニーズが高くなったのが長野県の軽井沢と蓼科。ともに原発事故による放射能汚染の影響を受けなかったうえ、計画停電という事態に陥らずに済んだ。高原ということもあって夏場は涼しく、快適に過ごせることで人気が高い。

同社が扱っている物件の平均相場だが、蓼科では中古のリゾートマンションが1000万円前後、中古の別荘が2000万円弱となっている。一方の軽井沢は憧れのリゾート地ということで、中古のリゾートマンション、別荘ともに4000万円前後と少々値が張る。軽井沢で更地を購入し、オーダーメードの別荘を建てるとなると、総額1億円以上のことも珍しくない。

また、蓼科、軽井沢ともにセカンドハウス、ないしは半定住でのニーズが高い。逆に定住目的となると東京に近い熱海の人気が高くなる。この熱海で同社が扱う物件は中古のリゾートマンションがメーンで、築浅の物件だと3000万~4000万円、築年数の経ったもので1000万円前後となっている。

しかし、リゾートマンションにせよ別荘にせよ、どうしても必要になってくるものが、部屋の掃除や家屋の手入れといったメンテナンス。若いときほど体の自由がきかなくなったシニアにとっては大きな負担になる。

そこでお勧めするのがリゾート会員権である。東急不動産が事業主体の「東急ハーヴェストクラブ」の場合、年間30枚の宿泊利用券(無記名式)が会員に渡される。会員権の価格は、人気のある熱海伊豆山で557万円、旧軽井沢(仲介)で685万円。譲渡も可能で、プレミアがつくケースもある。利用頻度や目的に合わせて、賢く選択してみたらどうだろう。

(PIXTA=写真)
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