糖質が足りないと不機嫌になりがち

コンビニでタンパク源を調達するなら、サラダチキンもいいですね。

ただ、必ずおにぎりやパンなども一緒に食べてください。

これは私の会社員時代の体験ですが、定期的に集中してダイエットしている上司がいて、ダイエット期間にサラダチキンしか食べないという食生活をしていました。

その上司が、糖質が足りないために幸せホルモンのセロトニンが分泌されず、やたらとまわりに当たり散らして、迷惑をかけていたのです。

以上は少し極端な例かもしれませんが、セロトニンが足りないとイライラしたり落ち込んだりしやすくなるのは確かです。これでは、起きている間の生活の質も下がってしまいますね。

どうしても時間がなければガムを噛む

もうひとつ、「噛む」という行為自体も、セロトニンの分泌に大きな役割を果たしているため、とても大切です。

前述のスムージーやヨーグルト、またプロテインなども、咀嚼がないという点でも朝食にふさわしいと言えません。何を食べる場合も、しっかり噛むことを意識してほしいです。

時間がなければ、せめてガムを噛むだけでもかまいません。

写真=iStock.com/FotoDuets
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それがリズム運動になるので、セロトニンの分泌に役立ちます。

高いパフォーマンスや良好な人間関係を保つためにも、「朝食は必ずタンパク質と糖質をセットでとる」、そして「よく噛んで食べる」という鉄則を守ってください。