こんなに髪型が自由なスーパーはない

ベルクが他と違った企画を打ち続けるためには、それを実行する従業員が、企画を楽しみ、現場でやりきる必要があります。そのためには働く従業員の働きやすさを会社が担保する必要があります。

その結果、ベルクは一般的なスーパーよりも、徹底的に働きやすい環境づくりに力を入れています。その代表的なものが2023年に発表した従業員の身だしなみ基準の大幅緩和です。これまでの基準を見直して、ベルクの安全・衛生上のルールの範囲内ではありますが、ほぼ自由になりました。

出典=ベルクプレスリリース資料より
ベルクの身だしなみルール

頭髪は髪色の種類や明るさ、髪の長さやパーマ等の制限をなくし、自由なカラーリングや髪型がOKになりました。ヘアアクセサリーの装着も可能、ピアス、指輪、ネックレス等の装飾品もOKです。ネイルもOKとなり、普段オシャレをしている人にはうれしい身だしなみ緩和です。

これによって実際に「髪色を明るく染めるため退職を申し出たが、身だしなみ基準の緩和を知って退職の撤回をお願いした」(ベルクプレスリリース資料より)という従業員も出てきており、優秀な人材の流出防止にもつながっているようです。

イスに座ってレジOK

また、最近、ベルクでは一部店舗でレジに椅子を導入し、レジで座って接客できるようにする取り組みも始めています。

24年に入って他の小売業でも少しずつ広がり始めている取り組みですが、「レジは立ってするもの」という固定観念を崩し、レジ担当者の身体的・心理的負担を軽減し、より良い接客ができるようにするベルク独自の取り組みです。

出典=ベルクプレスリリース資料より
座って接客の様子

また最近新たに取り組みを始めたのが「従業員遺族サポート制度」です。

ベルクで働く従業員で子どもを扶養していた方が亡くなった場合、遺族家庭の経済的負担を軽減するために、「遺児育英支援金」(最大642万円)を支給するという制度です。同時に遺族就業サポートとして、遺された遺族がベルクのどこかの場所で働けるような機会も提供しています。