70歳以降におすすめのキャッシュフロー資産

株価に占める配当金の割合(配当利回り)が高い銘柄のことを高配当株といいます。配当利回りは「年間配当金÷株価×100」で計算します。明確な定義はないのですが、配当利回りが3%を超えると高配当といわれます。

また、配当金の金額を増やしてくれる銘柄を増配株といいます。継続的に業績好調な企業の場合は、増配を何度も繰り返すので、株価が安いうちに購入し、長期保有できれば、毎年10%以上の配当金がもらえるお宝銘柄になることも夢ではありません。

出典=各種データを元にMoney&You作成

「増配株」は購入後に実質利回りが上昇する

配当利回りの計算式は上で述べたとおりなのですが、投資家自身が保有する目線での実質的な配当利回りは、「年間配当金÷株価(購入時点)×100(%)」です。

例えば、以下の株を購入したとします。

株価:1000円
配当金:20円
配当利回り:2%

それが、現時点では以下の状態になったとします。

株価:2000円
配当金:40円
配当利回り:2%

現時点でこの株を購入する人にとっては配当利回りが2%ですが、自分の目線では、40円÷1000円×100=4%になるというわけです。

配当利回りは購入価格で計算するので、増配によって実質的な配当利回りもアップしていきます。購入時は2%の配当利回りでも、企業が成長し配当金が増えていけば配当利回り10%を超える超高配当銘柄になる可能性もあります。

長期保有を前提であれば、増配株に投資した方がベターであることがわかります。

連続増配株は、暴落中や下落相場でも、安定的に配当金を出す(増配・維持)傾向があるので、値下がり局面になると投資家からの需要が大きくなります。相場全体の下落に強く、また下落から一足早く抜け出す傾向にあります。