「お金持ちの妻」は貧乏人の夫を下に見ていた

妻は専業主婦でしたが、もともとお金持ちの家に生まれているせいか、苦学して大学を卒業した夫のことを下に見る傾向がありました。

実家の反対を押し切って結婚したので、「私のおかげで結婚できたのだ」という思いも強かったようです。

その分、夫に対しては何を言ってもいい、という態度で、普段から強い言葉で批判したり、人前で欠点をあげつらっていたりしたのです。

結局、夫はこうした妻の言動に耐えられなくなり、離婚を切り出したのです。

「完璧な専業主婦」ほど「モンスター妻」になる

こうした「モンスター妻」にはどう対処すべきでしょうか。

驚くことに、こうした強気な女性の多くは専業主婦だったりします。

「子育てや家事を一人でやってきた」という強い自負があるので、育児・家事をやってきていない夫に対し強く出る人が多いのです。

逆に共働き世帯や兼業主婦だと、育児・家事を夫婦で分業しており、自分も働いているので「パートナーが仕事で大変」ということも理解しているので、そこまで強気に出ない印象です。

ほか、結婚した当初の力関係(どちらが結婚により積極的だったか、等)や、互いの経済力なども夫婦の力関係に影響します。

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専業主婦ほど「モンスター妻」になる(※写真はイメージです)

こうした家庭では、夫のほうも「モンスター妻」に遠慮しているせいか、給料の管理は妻に任せ、「お小遣い制」にしていることが多いです。

こういうケースでは、まず、お金の管理権を取り戻すことが重要です。

「モンスター妻」が大きな顔をしていられるのは、お金を管理しているからです。

でも、逆に、夫から生活費をもらう側になると、「人の稼ぎで養われている立場」だと思い出すのか、急に大人しくなったりします。