モラハラ夫の言動で体調不良になる「夫源病」

女性が熟年離婚の原因として訴えることが多いのが、「夫のモラハラ」。

近年では、家で暴力を振るう夫はほとんどいなくなりました。DVの認知度が高まり、裁判で不利になることも広く知られるようになったからでしょう。

代わりに、言葉で攻撃するケースが増えています。

「夫の言動が耐えられない」という理由で離婚を考える女性の中には「夫由来のストレスで頭痛や不整脈、睡眠障害やうつ症状を発症した」と、身体の不調を訴える女性も少なくありません。

こうした病気を総称して「夫源病ふげんびょう」と呼ぶこともあります。

モラハラ夫の言動で体調不良になる「夫源病」
写真=iStock.com/kuppa_rock
モラハラ夫の言動で体調不良になる「夫源病」(※写真はイメージです)

水面下で増えている「妻源病」

ただ、夫婦関係がストレスになっているのは何も女性に限った話ではありません。

むしろ男性のほうが、女性からの罵詈雑言や、容赦のない批判にさらされ、体調を崩しているケースも多いです。これを「妻源病」と呼んでいます。

「モラハラ」が増えているというお話をしましたが、「夫のモラハラ」の原因を作っていたのは妻のほうだった、というケースもあり、近年目立ってきています。

女性が自己主張するようになったのは良いことでしょうが、中には、夫に対して強い言葉で批判する妻や、夫の尊厳を傷つけるようなことを平気で言う「モンスター妻」もいるのです。