長期の視点で考えれば「答え」が見えてくる

理由の1つは、配当利回りが高いことです。

NTT株の予想配当利回りは3.38%(2024年8月2日現在)で、東証プライム市場の平均利回り2.15%(2024年7月現在)と比べても、1%以上、高い水準です。

値下がりしたときに売って売却損を出して、それを定期預金にして0%台で運用するより、配当金を得ながら保有し、値上がりを待てばいいのです(減益が続くようなら損切りも選択肢に入ります)。

写真=iStock.com/Ratana21
※写真はイメージです

投資は長期保有を前提に

そうした投資行動をとるためにも、長期保有を前提として投資することが重要です。

長期間、具体的には10年以上使わなくていいお金を投資すれば、短期的な値動きにハラハラしたり、お金が必要になってやむなく売ったり、などの事態を避け、値上がりを待つことができます。

逆に予想以上に上がったり、十分と思える水準まで値上がりしたりしたら、売却して利益を確定させてもいいでしょう。

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