副業はスキルや人脈を得られる仕事にすべき

金持ち思考法4
自分の時間を切り売りするだけの副業はやらない

労働収入を増やすために副業を検討する方もいるでしょう。しかし、どのような副業を選ぶかは慎重に考えるべきです。副業は、本業では得られない体験を通じて成長するチャンスでもあります。自己投資にも「複利」があると考えれば、1日で1%成長すると、1年で約38倍の伸び幅を得られることになるのです。

ところが、流行りのギグワーク(単発・短期間の仕事)で、そのチャンスをふいにしているビジネスパーソンを多く見かけます。たとえば、営業職として働く人物が、本業と全く関係のない配達員の仕事で時間を切り売りしてしまっている。収入が増えているようで、実際にはお金持ちになることから遠ざかってしまっているのです。

まずは自分のキャリアを振り返り、さらに稼ぐために必要なものは何かを見極めて、本業に集中するべきか副業を行うべきか比較検討しましょう。

副業を選ぶなら、貴重な時間を捧げる分、今後に生かせるスキルや人脈を得られる仕事にすべきです。目標につながる副業であれば、どの選択肢が誤っているということはありません。私自身、YouTuberとしての経験が本業の会社経営に役立っています。

また、本業の知識を生かしたセミナー業など、個人事業を起こすのもいいでしょう。プチ起業によって、言語化力や俯瞰力が磨かれます。その力は投資にも生きてきますから、複利効果が働き、入ってくるお金はどんどん増えていくのです。

※本稿は、雑誌『プレジデント』(2024年7月19日号)の一部を再編集したものです。

(構成=水嶋洋大 撮影=大崎えりや)
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