なぜカナダの人びとはいつも幸せそうなのか

第2位は『いつのまにか億り人になれる超マネーハック』でした。

品田一世『いつのまにか億り人になれる超マネーハック』(KADOKAWA)

著者は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券やロイヤルバンク・オブ・カナダを経て、バンクーバーでファイナンシャルプランナーとして独立した品田一世さん。カナダで10年以上暮らした経験を持ちます。

本書ではそんな品田さんが、新NISAの仕組みや投資のノウハウだけでなく、幸福度が英語圏でトップレベルのカナダの幸せの秘訣も教えてくれます。

品川さんによると、カナダの人びとはいつも幸せそうです。その理由の一つは、自分自身が「何に幸せを感じるか」を理解しているから。自分の中にブレない軸を持っているため、何にお金を使うかもはっきりしているのです。

また品川さんは、生活を仕組み化すれば時間を有効活用できるとし、自身が実践する「幸福のループを生み出すライフハック」を紹介しています。

そのうちの一つが、将来の夢のために毎日2時間を確保すること。品川さん自身はこれまで、毎日の2時間を英語の勉強やMBAの取得のために使い、夢をかなえてきました。

本書の副題は「“カナダ式”で幸福度も資産も増え続ける!」。あなたも一石二鳥の“カナダ式”を取り入れて、より幸せな人生を手にしませんか?

職場を辞めたくなったら「3カ月間全力で仕事をしてみよう」

第3位には『君はなぜ働くのか』がランクインしました。

永松茂久『君はなぜ働くのか』(フォレスト出版)

あなたは何のために働いていますか? 仕事を通して実現したいことはありますか?

――これらの問いに即答できない方に、ぜひ読んでほしい一冊です。

本書の著者、永松茂久さんは、史上初、3年連続で「一番読まれたビジネス書」(日販調べ)に輝いた大ベストセラー『人は話し方が9割』の著者でもあります。次々にベストセラーを上梓しており、本書は『君は誰と生きるか』の続編にあたる作品です。

本書では、「僕」と大実業家である「師匠」の対話を通して、「働くこと」の本質に迫っていきます。「自分がやりたいことは何なのか」「これからどうなりたいのか」と悩む「僕」に対し、師匠が「やりたいことがわからない? 良かったじゃないか」と言い放つシーンには、多くの人が考えさせられるでしょう。また“職場を辞めたくなったら、3カ月間、全力で仕事をしてみよう”というメッセージにも、ドキリとする人が多いはずです。

目の前の仕事や所属している組織、働くことそのものにモヤモヤを抱えている方は、ぜひ読んでみてください。