ペットと暮らす家3つのポイント

ペットと暮らす家は、小さな子どもがいる家と同様、「安全」「掃除がしやすい」「使うものを使う場所に収納する適所の法則にしたがう」という3点が大切になってきます。

たとえば、玄関にあるCさん夫妻の靴収納のなかに、犬の散歩グッズ一式の収納スペースをつくったのは適所の収納です。

カラー(首輪)やリード、犬用の季節の服にレインコート、散歩の必須アイテムであるビニール袋のストックなど、毎日使うものをまとめて収めました。

同じ収納の上の段には、Cさんの散歩用バッグと帽子、いちばん下の段にはCさんの散歩用運動靴を入れたところ、いつでもさっと出られるようになり、散歩が億劫おっくうでなくなったそうです。

水越美枝子『40代からの住まいリセット術』(三笠書房)

ペットとの住まいで問題となるトイレは、人間のトイレのすぐ隣に。用を足したらすぐに流せるうえ、隣接する洗面所で手洗いもできて効率的です。

洗面台は一枚板のカウンターにし、その下には犬のトイレシートやごみ箱を置いたので、シート替えからゴミ捨てまで、何度も立ったりかがんだりせずに済みます。

Cさん宅ではやっていませんが、洗面カウンターの下部に通風窓を設ければ、においもこもりません。

洗面所をフル活用するという私の設計ポイントを、ペットと暮らす人に役立ててもらえたプランです。

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